警察官10年やって子育てに専念するために退職

警察官を約10年勤めた元警察官のブログです。経歴は警察学校→交番→鑑識→刑事→機動隊など。しかし、こどもが生まれたことが転機となり退職。ブログ内容は警察官時代のこと、防犯情報、採用試験対策情報、子育て・家事のことなど。

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痴漢被害、痴漢冤罪の現場ですぐにすべきこと

身近な犯罪の中でも多いのが痴漢
です

痴漢といっても、満員電車から路上まで色々なケースがありますが、今回は痴漢の中でもそのほとんどを占める電車やバス内での痴漢ということでお話します。


痴漢というのは、物的証拠が少ない犯罪です。
鑑識的に集められる証拠も少しはあるのですが、限りなく少ないです。

そのため、痴漢行為の事実があったのか、ないのかを争う際に重要になるのが、状況と証言
です。

状況というのは、車内の混雑具合や、被害者と被疑者の位置関係、身長・体格、手荷物・服装などです

証言はそれぞれの言い分などです。


車内に防犯カメラを設置している車両も増えてきてはいますが、まだまだその数は少数ですし、防犯カメラが付いていても設置されているのは天井ですので、ラッシュ時に車内にいる乗客たちの下半身部分までは写っていなかったりします。

そのため、被疑者が「絶対にやっていない」と言った場合、事実の認定が実は難しい犯罪でもあります。

しかし、痴漢をするような人間は絶対にそのまま許すわけにはいかないし、痴漢をしてもいないのに間違われて犯人にされるわけにもいきません。
中には、されてもいないのに痴漢されたフリをして、金を取ろうという行為をする汚い人間を扱ったこともあります。
そんな時、偽被害者のウソでやってもいない痴漢の被疑者にされるようなことがあっては絶対にいけません。


これらを踏まえて、

・痴漢の被害に遭った時

・痴漢をしていないのに痴漢に間違われた時

そのような時、すぐにその場でやるべきこと
は何かというと


それは、目撃者や周りの人の確保です

目撃者と書きましたが、行為自体を目撃していなくても、とにかく近くにいた人を確保することが必要です

事情を説明し、必要になった場合証言してくれるようお願いをして下さい。

お願いをしてもほとんどの人が急いでいますから、そのまま警察に行くところまで付き合ってくれる人は少ないと思います。

その時は、名前と連絡先を聞いておくだけでいいです。名刺をもらうのが一番早いでしょう。

その行為があった時に、間違いなくその現場にいたという人を確保しておくのです

駅に付いて電車を降りる前に、まずはこれを行ってください。

電車を降りてしまい、その人たちがいなくなってしまったら、後からその人たちを探すのはものすごい労力を必要とします。探しても二度と見つからない方が多いでしょう。

電車という現場が移動している場所での犯罪です。目撃者を確保できるチャンスはその時だけです。

勇気を出して、必ず連絡先だけでも聞いておいて下さい。

場合によってはそれが後々の裁判の決め手になることもあります。


胸やお尻を触るという行為自体を目撃した人がいなくても、なるべく一番近くにいた人を数人確保して下さい。

行為自体をみていなくても、被害者と被疑者がどこに立ってたとか、どっちを向いて立っていたとか、手に何かを持っていたとか、「状況」を証言してくれるだけで大きな証拠になります。

被害者が痴漢されたと言っていて、被疑者が絶対にやっていないと全面否認の場合、捜査機関や裁判所が重視するのが当事者以外の第三者の証言です。

全面否認の場合、被害者か被疑者どちらかが間違ったことを言っているわけですが、痴漢行為があってもなくても利害関係のない第三者はウソを付かないでしょうし、客観的で公平です。

第三者の言っていることで、被害者や被疑者の言い分の矛盾が判明してくることも少なくありません。

女性は痴漢をされても、それを言い出すだけでもとても勇気がいると思います。
さらに近くの人に協力を求めるのはさらに勇気がいることです。

でも電車が駅に付いて降りてしまった後ではもう手遅れです。
なんとか勇気を振り絞って、周囲にいた人の連絡先だけでももらうようにして下さい。


痴漢行為をされたのに相手が何も罪に問われないということもあってはならないし、痴漢行為をしてないのに痴漢の被疑者にされることもあってはなりません。


男性の場合は疑われないよう予防しておくことも大切です。
満員電車で、自分の前に女性がきて体が密着してしまうような状態になったら、両手でつり革を掴んだりして、絶対に疑われないようにしておくことも自分の身を守ることになります。

今後どちらの当事者にもならないことが一番ですが、もしそういう事態になった場合にはこの記事のことを思い出し手いただきたいと思います。


最後に、全面否認の痴漢に対する警察の姿勢や視点について。

警察は捜査機関ですので、全面否認の場合でも、被疑者、被害者どちらにも公平な姿勢で臨み、慎重に事実を見極めなければなりません。

しかし実際には、「ウソをついているのは被疑者」という方に傾きがちです。

そんなのはおかしい、だから冤罪が生まれると思われるかもしれませんし、それはその通りだと思います。

でも警察をやってきた経験からすると、警察官がそうなってしまう理由も確かにわかります。

駅前交番や、刑事・生活安全課をやっていれば、痴漢の通報を何件も扱うことになります。

そうすると痴漢したことを認めない被疑者もたくさんいるわけですが、そのほとんどがウソを付いているからです。

最初はウソを突き通せると思って認めない被疑者も、状況や証言・証拠などを突きつけたり取調べで追及すると最後は認めて自白する。

そういう経験を数多くすることになります。

そのため、痴漢被疑者から事情を聞いて「やっていない」と言うと「またウソをついてる野郎か」と思ってしまいます。


このようなことを踏まえると、絶対にやっていないのに被害者の間違いや言いがかりで巻き込まれたとしても、警察が来た段階で既に相当不利な状況になるといういことです。

自分はやってないんだから説明すれば絶対に真実が明らかになるなどと安易に考えてはいけません。

だからこそ目撃者などの確保が重要なのです。


ただ誤解を招かないように最後に付け足しておきますが、警察の慎重な聴取によって、ウソをついていたのが被害者の方だったということが判明しているケースもあります。

なんでもかんでも被害者の言い分だけを鵜呑みにして、とにかく被疑者に「やりました」と言わせればいいというようなことをしているわけではありません。(そういう捜査員もいないわけではありませんが)

ただ、比率で言えば、9;1以上の割合で被疑者がウソを付いていることの方が多い経験をしてきているのが捜査員であるということ、捜査員も人間であるということ、それを知っておくことは意味のあることだと思います。

痴漢における数少ない物的証拠のひとつになる↓のような画期的なメガネもあります。
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プロフィール

元警察官

Author:元警察官
 警察官として約10年勤務。経歴は警察学校卒業後、警察署地域課(交番・パトカー)、警察署刑事課(刑事・鑑識)、機動隊など。現在は、警察官志望者への採用試験相談や、警察官との恋愛結婚相談、防犯・トラブル相談など、警察官としての経験を活かせる全ての相談を行っています。メインブログはhttp://ameblo.jp/totakou/です。元警察官が真剣に相談にのります。

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