元警察官(警察官10年やりました)のブログ

警察官を約10年勤めた元警察官のブログです。経歴は警察学校→交番→鑑識→刑事→機動隊など。警察官の業務内容や現場実務、恋愛や結婚事情などのプライベート、防犯情報、採用試験対策情報など、警察官に関する情報を総合的に扱っているブログです。

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刑事の捜査活動でもっとも多い作業

以下詳しくお話します

まず、リンク元の記事の最後に書いた

刑事の仕事の最終的な目的は何か
ということですが、わかりましたか?


刑事の仕事の最終的な目的は

事件で起きたことを、検察官や裁判官にわかるように記録にすることです

刑事が集めた捜査情報は、警察が取得することが最終目的ではありません

その情報を検察官や裁判官がわかるように捜査書類として記録にして、裁判の証拠とすることです

れが刑事の仕事の最終目的であり、すべての仕事の大前提となります


ですので、取り調べをしようが、ガサをしようが、検視をしようが、それらおこなった捜査活動を他の人(検察官や裁判官)にわかるようにすべて書類にしなければいけないのです

何か捜査をすれば、その後それを書類にするということが必ずついてくるのです

ドラマや警察24時ではここまではやりません
聞き込みに行っていた刑事たちが署に帰ってきて、刑事課長に成果を報告します
ここで終わりです

張り込みをしたいたら、犯人がやってきて犯行に及んだため現行犯逮捕した
ドラマや警察24時はここで終わりです  

でも現実では、その後その捜査活動を延々と文章にする長い長い作業が待っているのです

裁判官は現場に行ったこともないし、関係者とも話をしたこともありません
その裁判官に、どのようないきさつでその被疑者を被告人として公訴したのかすべてわかるように、それも口頭ではなく書面でわかるようにしなければいけません

これは大変な作業です

現場は駅前の繁華街なのか、人里離れた山奥なのか、
路上なのか、家屋の中なのか
時間帯は何時ころか その頃は暗いのか明るいのか 人通りは多いところなのか少ないところなのか

現場の説明だけでも膨大な説明を要します

以前、逮捕状を請求するために深夜に裁判官に膨大な書類を持って行ったら
「今から私にこれを全部読めっていうの?でも必要なことだから仕方ないか。しかしすごい量ですね」
と言われたこともありました

また、捜査の手続きというのは刑事訴訟法などの法律で決まっています
そのため、いくら犯人検挙のためとはいえ、法律に反した捜査活動というのは認められません

違法な捜査活動をしてしまうと、犯人として間違いない人間を捕まえても裁判で無罪になってしまうこともあります

しかし現実には、難しいことが起こります

違法すれすれ、あるいは完全に逸脱していることもあったりします

でも裁判官たちが見る捜査書類上では、それを完全に合法的な捜査活動に置き換えなければいけません

これも書類を作成していく上でとても時間のかかる作業になります

ぎりぎりのところで、合法的な捜査になるようにすり合わせをしていくのです


書いているとキリがありませんが、以上のような理由から刑事の仕事でもっとも多い作業というのは机に座っての書類作成になります



パソコンでの文字打ちは少しでも早い方がいいですね

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プロフィール

元警察官

Author:元警察官
 警察官として約10年勤務。経歴は警察学校卒業後、警察署地域課(交番・パトカー)、警察署刑事課(刑事・鑑識)、機動隊など。現在は、警察官志望者への採用試験相談や、警察官との恋愛結婚相談、防犯・トラブル相談など、警察官としての経験を活かせる全ての相談を行っています。メインブログはhttp://ameblo.jp/totakou/です。元警察官が真剣に相談にのります。

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