元警察官(警察官10年やりました)のブログ

警察官を約10年勤めた元警察官のブログです。経歴は警察学校→交番→鑑識→刑事→機動隊など。警察官の業務内容や現場実務、恋愛や結婚事情などのプライベート、防犯情報、採用試験対策情報など、警察官に関する情報を総合的に扱っているブログです。

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警察官の仕事 2

前回の「警察官の仕事 1」の続きです。

今回は
・生活安全部
・警備部
・警務・総務部
・留置管理

について紹介します。


4 生活安全部

  生活安全部の業務はとにかく幅広いです。よく言われるのが、「ゴミの不法投棄から原子力事件まで」というものです。

 刑法以外の特別法犯の犯罪捜査を行うのがこの生活安全部の仕事です。
 具体的には、
  不法投棄
  風俗取り締まり、
  銃刀法違反、
  痴漢などの条例違反
  サイバー犯罪
などかなり多岐にわたります。

 また少年事件を担当するのもこの生活安全部です。

 さらに事件捜査以外にも
  犯罪事件までは至らない事案の相談受理(ストーカー相談なども含みます。そのた近隣トラブルや金銭トラブルなど)
  行方不明者の捜索願の受理
  古物営業や風俗営業、猟銃所持などの許可事務。
  小中学校などに赴いての防犯教育活動

 などなど、本当に業務が幅広いのが生活安全部です。


5 警備部

SPと言われる要人警護、機動隊などが代表的な業務です。

SP(要人警護)
公的な要人を警護する仕事です。政治家などが多いですね。今度内閣総理大臣が会見場以外の場所で取材に応じているところを放送で見て下さい。いつも同じ顔をした人間が真後ろに立っています。ほぼいつも同じ人物です。スーツに「SP」のピンバッチも見えると思います。それがSPをしている警察官です。

機動隊
 機動隊の業務も幅広いです。
 1点目が、多くの人手が予想されるイベントでの雑踏警備です。例えば、サミットなどの国際会議、花火大会、デモ行進などです。こういった多くの人でごった返す現場で、規制や誘導を行うには、警察官の方も大量の人員が必要です。地元の警察署の警察官だけではとても足りません。そういう時に現場に配備され、数の力で警備をするのが機動隊です。

 2点目が、災害活動です。
  大災害があった時に、やはり数の力で救援活動や支援活動に向かいます。また、特殊救助隊やレンジャー部隊なども機動隊の一部です。

 3点目がテロ対策などです。
  爆発物処理や銃器対策部隊、SAT(サット)などの特殊部隊も機動隊の一部です。


警備部には他にも重要な業務が数多くありますが、ここで紹介できるのはこれくらいです。


6 警務・総務部

企業の総務部と同じような業務が多いです。
警察官の人事や福利厚生。警察官の採用。装備品の購入や管理、情報公開や発信。
こういった裏方的な仕事が多いですね。

警察官が不正な行いをしていないか監視する「監察」という部署があるのもこの警務部です。
不祥事が起きた場合、その調査を行うのもこの監察です。
また、いきなり抜き打ちで警察署や交番にやってきて、規則通りの業務が行われているかチェックしたりもします。
ここで監察に指摘されることがあると、その課の幹部や署長は自分の評価に響くので、監察対策というものが口うるさく言われます。
監察が来た時のためにああしろこうしろと言うわけです。もはや誰のための仕事がわかりません。
これが本当にバカバカしい業務負担や税金の無駄遣いになっています。そのうち詳しく紹介します

監察自体も、警察組織の健全化にほとんど効果を発揮していません。
監察がいてもいなくても警察官の不祥事は次々と発生していることからも明らかです。
しかし正しく指摘する側という立場であるため、態度は高圧的で偉そうな人間ばかりです。
社会や市民のためにという意味ではほぼ無意味ですが、すべての都道府県警察の本部に設置されています。


7 留置管理

逮捕された被疑者の留置業務を行うのが留置管理課です。
警務部の中に位置づけられることも多いのですが、わかりやすくするためここでは個別に取り上げます。

逮捕された被疑者が逃亡したり自殺したりしないよう監視する。食事や健康、面会や差し入れなど、その業務は幅広いです。

私はこの留置管理課に配属になったことはありませんが、何度かヘルプで従事したことはあります。

本当に大変な業務で精神的に病む警察官が多いです。

逮捕された被疑者というのは、常識のない頭のおかしい人間が多いわけです。そんな人間たちをずっと面倒みるのが仕事です。

また留置場というのは、警察署の中でも厳重に隔離された空間です。勤務中はそんな特殊な空間に閉じ込められます。

逃走や事故がなくて当たり前。もしなにかあったら責任重大です。本当に大変なところだと思います。


さて、以上のように概要ではありますが、警察の各部各課の業務について紹介してきました。

今後、私が経験した交番やパトカー、機動隊や刑事課については、さらに詳しい記事で紹介していきます。


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以前訳あって留置管理係の方々にお世話になった事がある私です。個人的には寛大な方が多い気がしましたが、でもやっぱり色んな特殊な人種と密に接する機会も多いでしょうし、そればかりじゃ務まらないのが実際なのでしょうね。
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プロフィール

元警察官

Author:元警察官
 警察官として約10年勤務。経歴は警察学校卒業後、警察署地域課(交番・パトカー)、警察署刑事課(刑事・鑑識)、機動隊など。現在は、警察官志望者への採用試験相談や、警察官との恋愛結婚相談、防犯・トラブル相談など、警察官としての経験を活かせる全ての相談を行っています。メインブログはhttp://ameblo.jp/totakou/です。元警察官が真剣に相談にのります。

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