元警察官(警察官10年やりました)のブログ

警察官を約10年勤めた元警察官のブログです。経歴は警察学校→交番→鑑識→刑事→機動隊など。警察官の業務内容や現場実務、恋愛や結婚事情などのプライベート、防犯情報、採用試験対策情報など、警察官に関する情報を総合的に扱っているブログです。

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刑事課業務で嫌いなもの5位

列車飛び込み自殺
私が刑事課員になって初めて扱った死体が列車飛び込み自殺でした。

通報が入った時は署にいたのですが、「初めての死体からグチャグチャか」と思いました。
ベテランの班長からは「貧血起こして倒れるなよ」と一言。

せめて何体かきれいな死体をやって、慣れてからならがよかったです。物事には順序があるのですが、刑事の業務にそんなものはありません。
駅前交番勤務員だった時に、列車飛び込みは何度か現場に行ったことはありました。
しかし交番勤務員として行くのと、刑事課員として行くのとではまったくちがいます。
交番勤務員の時も死体は見ました。列車のものすごいパワーで轢過された死体の損傷ひどいもので、腕や足がちぎれていたり、あちこち肉片が飛び散っていました。

でも交番勤務員なら直接死体に対して何かをする必要はありません。野次馬を遠ざけたり、規制線テープを張ったりしていればいいのです。

しかし、刑事課員はちがいます。線路に降りて死体の写真を撮り、ちぎれた体や肉片を回収しなくてはなりません。

交番時代に見てきた刑事課員の大変さを思い出しながら、初めての列車飛び込みに向かいました。

 現場は駅ではなく踏切でした。踏切から立ち入って、走行してきた列車に飛び込んだものでした。
踏切の脇に車を止めて、線路内に入っていくと、その先に列車が止まっていました。すでに鉄道従業員たちが数名来ていました。列車の一番後ろに近づいていくと、やはりとび散っていました。原型もわからず、人間の体の一部なのかどうなのかもよくわからない肉片が飛び散っていました。
  スーパーマーケットの肉売り場で売っているホルモンのような巨大な塊がたくさん線路上に落ちていました。

それぞれ場所を測定した後、写真を撮影し肉片を回収していきます。
私たち警察よりも鉄道従業員の方がピリピリしています。
 列車飛び込みの現場で大変なことのひとつに現場作業を大急ぎで終わらせなくてはいけないことがあります。何より現場では時間との戦いなのです。
列車は運行を停止しています。鉄道側としては、とにかく早く運行を再開したいのです。急いでいるたくさんの乗客を思えば当然です。
警察としてもそこはなるべく協力しないといけません。
鉄道従業員もスピーディーに肉片を回収していきます。おおかた片付いてくると鉄道側から警察に対して「列車動かしていいですか?」と何度も要望されます。
私などは初めての死体現場でどうしてもモタつくのでよけいテンパってきます。

踏切の脇では10歳くらいの女の子から刑事課の女性職員が話しを聞いています。唯一の目撃者がたまたま通りがかった学校帰りの小学生でした。その子は、死亡者が踏切が鳴っているのに線路に入っていって、列車に轢過される一部始終を見てしまっていました。きっと一生忘れられないショックを受けたと思います。

現場が終わると、死体を署に持ち帰って検視です。脳みそが噴出して、中が空っぽになった頭部、そこに手を突っ込んでいって中を調べます。焼き肉店で出てくる生肉と同じ匂いがしました。顔も腕も服もどれも滅茶苦茶に損傷してて初めての私には何がなんだかわかりません。ベテラン班長たちは死体を調べながら、「ここが車輪に踏まれてる」とか、どんどん解明していきます。

今回は死亡者が自ら踏切に入っていくのを目撃していた人もいたし、家族から話しを聞いたところ、長期にわたってうつ病をわずらっていて、過去にも何度も自殺未遂があったことなどが判明していました。そのため、死体自体については検視にそこまで長時間を掛ける必要もありませんでした。

死体は一応家族のもとに帰っていきましたが、もはや誰なのかわかるものではありません。せいぜい服の断片くらいしか本人と一致するものはないでしょう。

発生時間が小学生の下校時間ですから、たしか15時前後だったと思います。21時くらいには帰れたと思います。

私自身も、その日はやはり精神的にきつくてグッタリ疲れました。1週間くらい肉を食べるたびに思い出しました。

ものすごい力が加わると人間の体がどんなことになるか。初めて目の当たりにしました。本人は死ぬときどんな感覚だったのか、きっと即死だったと思いますが、想像すると恐ろしくなりました。

交通事故や飛行機墜落の事故のニュースなどを見るたびに、この時のことを思い出します。


次回4位は飛び降り自殺死体です

飛び降り自殺の死体は5位の列車飛び込み死体よりは、見た目の損傷は少ないです。

しかし、検視を行った時、私はそれまで何体も見てきたの死体の中でもっとも気持ち悪くなり、顔色が真っ青になり倒れそうになりました。



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プロフィール

元警察官

Author:元警察官
 警察官として約10年勤務。経歴は警察学校卒業後、警察署地域課(交番・パトカー)、警察署刑事課(刑事・鑑識)、機動隊など。現在は、警察官志望者への採用試験相談や、警察官との恋愛結婚相談、防犯・トラブル相談など、警察官としての経験を活かせる全ての相談を行っています。メインブログはhttp://ameblo.jp/totakou/です。元警察官が真剣に相談にのります。

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